vol.5

「希望通りの新居に感動しました」

あたたかくやさしい風合いの塗り壁を、外壁と内壁両面に取り入れたS様ご一家のお住まい。ナチュラルテイストな造りにしたいというS様の想いと、天然素材を使用した空気のきれいな家をつくりたいという福井建設のコンセプトがマッチして、まるで地中海の風を誘うような魅力的な南欧スタイルが完成しました。「いろんな実例を見ていくうちに、福井建設さんへの要求も次第に増えていったんですが、却下されるどころか、逆にそれを良い形に膨らませてくれました」と奥様。また旦那様も「引き渡し当日、希望通りに仕上がったこの家を見た時は本当に感動しました」と、とても嬉しそうなご様子。

「どこにいても家族の気配を感じていたい」

家づくりの際にご夫妻がこだわったのは、浴室、洗面所などの水回りや寝室といったプライベートスペースをすべて2階に上げることでした。それは、キッチンからリビングにかけての1階スペースをできるだけオープンにしたかったため。その結果、料理を作りながら家族と会話を楽しめる開放的なキッチン、そして、間もなく2歳になる娘さんがのびのび動き回れる広いリビングを実現することができました。キッチンの床には素朴な風合いが魅力のテラコッタを、またリビングには足ざわりがやわらかく気持ちの良いパイン材を選びました。奥様自ら買い集めた個性的なライトや、雑誌を見て一目惚れしたという両面時計が空間をより心地良く演出します。ちなみに、冷蔵庫や電子レンジのように場所をとるものや普段あまり使わない調理器具、食料品などは、アーチ型の入口が特徴のパントリーにすべて収納。「キッチンに立ちながらリビング全体を見渡せるというのはすごく良いですね。私のお気に入りの場所になりました」と奥様もご納得。

リビングと繋がる書斎

一方、旦那様が新居に欲しいと考えていたのが「書斎」。と言っても、旦那様がイメージしたのは、いわゆる一人だけの閉ざされた空間ではなく、家族の気配を感じながら過ごせる明るい部屋でした。その希望を形にしたのが、リビングとつながるように設けられたスタディコーナー兼ファミリースペースです。「リビングにいる家族の姿も見えるし、自分の作業にも集中できて、思っていた以上に快適。今の役割はあくまでも書斎ですが、行く行くは子どもと一緒に宿題できる部屋にしたいと思っています」。そんな風に将来の使い方を想像してワクワクできるのも、自由設計だからこその楽しみと言えるかもしれません。

「季節に合った楽しみ方ができる場所」

S様ご一家のお住まいと、旦那様のご両親のお住まいはお隣同士。いつでも顔を合わせられる環境にあります。「近いうちおじいちゃんやおばあちゃんも家に呼んで、皆でホームパーティしたいですね」。そこで活躍するのが、外へと続くインナーテラス。もともとは旦那様の趣味であるスキーのメンテナンス場所として設けられましたが、季節や目的に合わせてさまざまな使い道があることを発見。「普段は自転車置き場として利用して、冬が来たら当初の目的通りここでスキーにワックスをかけたり、夏には皆でバーベキューを楽しんだり…。そんな、屋内と屋外が一体化している空間だからこそできる遊びを思い切り楽しみたいですね」と旦那様。

家事動線を考え尽くした快適な空間

また、お客様をリビングに通す際、プライベートスペースが2階にあるため、例えば慌てて洗濯物を片付けるような必要がないのも奥様にとっては嬉しいところ。「実は家事導線もすごく良いんです。洗濯してサンルームに干して、ホールにあるカウンターの上で畳んで収納する。その流れをすべて2階でできるというのは本当に効率的ですね」。さらに、家の中央には大きな吹き抜けがあり、寝室やホールにいながらキッチンとリビング全体を見下ろすことができるというのも魅力です。そんな風に、どこにいても家族の存在を感じながら快適に生活できる家づくりにこだわったS様。「いつかこのキッチンとリビングをカフェのような雰囲気にして大好きなコーヒーを楽しみたい」、「娘がもう少し大きくなったら一緒にお菓子づくりを楽しみたい」。S様が将来に向けて描く夢はとどまることを知りません。

	山形市蔵王半郷 S様／家族構成：夫婦、子供1人
	延床面積：40坪
	南欧スタイル
	屋根：アスファルトシングル
	外壁：スタッコラースト塗壁
S様邸の施工例はこちらから	内壁塗壁・パイン無垢床・チョークボードペイント・造作手洗い・輸入サッシ・輸入・建具