スマートハウス

スマートハウスとは、情報技術を使って家庭内のエネルギー消費が最適に制御された住宅。

具体的には、太陽光発電システムや蓄電池などのエネルギー機器、家電、住宅機器などをコントロールし、エネルギーマネジメントを行うことで、CO2排出の削減を実現する省エネ住宅のことを指します。スマートに賢く使うためにHEMS（ヘムス：ホーム・エネルギー・マネジメント・システム）を利用するのが特徴です。

スマートハウスに関係した機器は様々なものがあります。大きく分類すると「省エネ機器」「創エネ機器」「蓄エネ機器」の3つに分類することができます。

■省エネ機器（エネルギーを省く）
・HEMS
・スマートメーター
・省エネ家電
・スマート家電など

■創エネ機器（エネルギーを創る）
・燃料電池システム
・太陽光発電システム
・太陽熱発電システム
・小型風力発電システム
・ガスコージェネレーションシステム（エネファーム）など

■畜エネ機器（エネルギーを蓄える）
・家庭用蓄電池
・EV（電気自動車）
・PHV（プラグインハイブリッドカー）
・V2H（EV/PHV車両に蓄えた電力を住宅に供給する仕組み）
・H2V（住宅からEV/PHV車両に電力を供給する仕組み）

これら全てが揃っている必要はありません。エネルギー管理を行う核となるHEMSは欠かせませんが、その他の一部の製品を使用しているだけでもスマートハウスと言うことができます。

そしてこういった製品ごとに異なる補助金制度が設けられていますので、導入の際にはそちらも忘れずに確認しましょう。

いずれにせよ、「エネルギーの見える化」のために必要なHEMSは外すことはできませんので注意が必要です。その他の機器は後からでも追加で設置することが可能となっていますので、それぞれの機器の価格や維持するためのランニングコストも加味して検討すると良いでしょう。