坪単価
家を建てる場合、工務店やハウスメーカーから取り寄せたカタログや広告などに表示されている「坪単価40万円」などという表示は、3.3㎡(1坪)当たり本体工事費が40万円ということを指している場合が多いようです。
家を建てるのに必要な費用の内訳は、大きく分けて建築工事費と諸費用です。建築工事費とは、工務店やハウスメーカーなどの工事会社や設計事務所に支払う費用のこと。
直接、建物を建てるためにかかる費用=本体工事費と、別途工事費、設計料の三つに分けられます。
つまり、カタログや広告に掲載された価格だけでは家は建たないということ。別途工事費など、建物本体工事費に含まれない費用がかかります。別途工事費は、会社によって少しずつ内容が違っていますので、確認が必要です。参考までに、別途工事費には、一般的に下記のようなものがあげられます。
・既存建物の解体費
・地盤改良工事費
・外構工事費
・照明器具工事費
・カーテン工事費
・空調工事/特殊設備工事費
・屋外電気工事費/屋外給排水衛星工事費
・取り込み工事費
本体工事費は、家を建てるために必要な経費の約75%程度といわれています。
そこで「本当の坪単価」があるということを念頭に置いておくと良いでしょう。建物の価格は、構造や広さ、プランなどによって違ってきます。建築工事費は、見積もりを取ってきちんとした数字を出す必要がありますし、諸費用も資金計画などの内容や建築の条件によって違いますから、ケースバイケースです。
例えば、傾斜地では平地よりも基礎工事費が高くなるのは当然。地域差もあります。
希望の構造や間取り、プラン、立地などを相談の上、本当の坪単価を出してもらいましょう。