土地の値段
土地探しのために、不動産会社などを訪ねると「この辺りの相場は、坪何万円ぐらいです」などと言われます。土地の値段、つまり地価には、地域ごとの相場があるのです。
相場はさまざまな要因で形成されています。例えば、どの都市なのか鉄道沿線のイメージはどうか、都心部からの距離、住環境、地域イメージ、最寄駅からの距離や住環境の質など。こうした地価の相場は地域の不動産会社に聞けば、目安を教えてもらえます。ただし、特定の土地を買わせようという意図があったり、不正解な情報の場合、参考にはなりません。
このようにわかりにくい土地の取引の適正な指標となるのが地価公示価格。毎年1月1日現在の正常な地価を判定し、毎年3月下旬頃に国土交通省から発表されています。一般の住宅地では、近くの公示価格を知ることで相場の目安をつかむことができます。
ただし、実際の土地の価格は形状や地形、道路付けなどの個別の要因で大きく変化しますので、公示地価で知ることのできる相場も、1つの目安として考える必要があります。
このような目安を知った上で、実際に土地を見学に行き、都心部からの距離、住環境、地域イメージ、最寄駅からの距離や住環境の質などを反映させた、現実の価格を確認すると良いでしょう。